京扇子 大西常商店

ホーム > 新着情報 > コラム > 紙扇子と絹扇子の違い

紙扇子と絹扇子の違い

みなさん、こんにちは。大西常商店で若女将をしております大西里枝と申します。
ゴールデンウィークに突入して、たくさんのお客様にお出ましいただいており、ありがたい限りです。
少し込み合う時間帯もございますが、どうぞご容赦くださいませ。

さて、今日は絹扇子(布扇子)と紙扇子の違いについてです。扇子の選び方ガイド(https://www.ohnishitune.com/choose/)にも記載させていただいていますが、扇面と呼ばれる部分が絹・綿でできているものが絹扇子、紙でできているものが紙扇子です。


絹扇子


絹扇子の特徴としては、なんといっても涼し気なところです。ごく薄い絹や布を扇面に使用しており、透け感がとても涼し気です。ただし、片面にしか絹・布を貼れないのであまり風量がでません!
やはり薄い布ですので、紙扇子に比べると少し耐久度が低く、2年くらいが寿命です。


紙扇子


紙扇子の特徴としては、この何とも言えない光沢感。そしてなにより紙が三枚あわさっているので、かなり丈夫です。風量も大きく、体感で絹扇子の1.5倍くらいの風量が出ます。耐久度も高く、5年以上ご利用いただく方も多いのが特徴です。

このように、絹扇子(布扇子)、紙扇子それぞれの良さがありますので、ぜひこちらをご参考になさってご検討いただけると幸いです。もしどちらか、と言われると、大西常商店では紙扇子をおすすめしています。やはり長く使っていただくために、耐久度の高いほうをすすめてしまうというメーカーの性でしょうか…。

関連記事